「しだれ桜のゴロスケ」

フクロウのゴロスケと、小学生の姉弟の物語

挿絵を担当した、『しだれ桜のゴロスケ』(文:熊谷千世子 文研出版)が発売になりました。
小学校高学年向けのお話です。
母親を亡くした姉弟がフクロウに出会って再生してゆく物語です。

舞台は長野の山里

物語では、姉の李乃と弟の由宇が引っ越し先の長野の自然の中で、母親の面影を追いかけながらフクロウを見つめます。
「しだれ桜のゴロスケ」の舞台ははっきりと描かれているわけではありませんが、おおよその舞台が長野県の伊那市あたりということで、たまたま車での旅行で通りかかったため少し現地を取材をしました。
天竜川と山に囲まれた緑豊かなところでした。
本当の舞台とバッチリ場所が合っていたとは限りませんが、絵を描く上で頭の中に自然とシーンが浮かび上がってきました。

久々の手描きのお仕事

今回はほとんどアナログで描きました。
本文の挿絵は鉛筆、表紙イラストは水彩です。
最近は手描きのほうが楽しいです。
純粋な挿絵、お話に絵をつけるというお仕事は実は初めてに近いです。
イラストレーションとは違った面白さがありました。
動物が出てくる絵はやっぱり描いていて楽しいです。

使用画材

水彩絵具(ラウニー)、鉛筆

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